第5話 砂城の星(3)
■
私は思わず目を開いた。
先生の笑う顔が見える。
「殺害した、んですか」
「そう。先生は、浅葱を、殺害した」
先生は椅子の背もたれに寄りかかり、過去を振り返るように言った。
「恐らく理由は、占いの評判どうのではなかったのだと、僕は思っている。そんなのは自分を騙す言い訳にしか過ぎなくて、本当は、愛したものを、どうしても手に入れてみたかったのだろう」
愛し合う夫婦を別れさせるなら、奥さんの方を殺しても良かった。でもそうしなかったのは、たとえ奥さんの方を殺したところで、「浅葱」の心はずっと彼女に向いたままだったに違いないと、気付いたからではないか。
先生は続ける。
「勿論警察は先生を追ったよ。でもその当時、先生は砂城の主だった」
『その城の王様は勿論自分だ。城の中ではどんな人間だって自分の思う通りに動かせるし、命令に従わない人間を排除することも簡単にできる』
城の中で、王を裁けるものなど、誰も居ない。
先生の言葉が、脳裏に響き渡る。
「『先生』が犯人だということを警察は突き止め切れなかった。逃亡の手助けは全て運が味方した。考えられないような確率で奇跡的なことが重なり合い、『先生』はまんまと逃げ延びたんだ」
たとえば事件当日、唐突に強い雨が降り出して、現場周辺はそれによって荒らされた。犯人の逃亡経路や遺留品はことごとく雨に流され、犯人と思わしきものは髪の毛ひとつ見つけることは出来なかった。
目撃談にしてもその豪雨の中では近所を出歩いていた人間など一人もおらず、また偶然にも同時刻、隣町で大きな火災が起きていた影響もあって、周囲の目はそちらに向いていた。
そうやって、ささやかな偶然がつもりにつもり、とうとう先生は逃げおおせたのだ、という。
ふと、私は気になったことを口にした。
「先生は、『先生』を警察に引き渡さなかったのですか」
この事件の真相を知っている先生は、話してくれた「占い師の男」本人が犯人であることを、告発できるのではなかろうか。
しかし先生は首を横に振った。
「何故ですか」
「さて何故だろうね。何故だと思う?」
そんなことを尋ねられても、私は探偵ではないのだ。解るわけがない。
……実際は、そんな私でも思いついた可能性が、いくつかある。
ひとつ目、同業者から話を聞いたとき、すでにこの事件の時効を迎えていた。
先生は、この事件が起きたのは何年前のことなのか教えてくれなかった。万年筆が販売されていた頃の話だ、もしかしたらとても古い話なのかもしれない。
ふたつ目、先生も同業者に何か弱みを握られている。
この事件のことを口外しない代わりに、自分もそのことを口外しない。そういう風に脅されている可能性もあるだろう。
そして、みっつ目は……。
「なぁ浅葱くん」
先生の声が、後ろからした。
いつの間にそちらへ回ったのだろう。はっと気付くと、確かに先生は目の前の席から消えていた。先生の姿を確認しようとしたが、私の身体は金縛りにあったかのように動けなくなり、振り返ろうにも振り返れない。
そうこうしているうちに、背後からするりと両腕が伸びてきて、強張る私の身体を抱きとめた。
耳元に先生の吐息が絡まり、甘い囁きが耳から脳内を侵食する。
「先生が、どうやって浅葱を殺したか、知りたくないかい」
頬、唇、胸、腹、そして脚の付け根に至るまで、先生の唇で触れられていない場所は、私の身体中探しても、もうどこにもなかった。唇から伸ばされる嫣然とした軟体が、私の理性を侵食する。
「私、その、男なんですけど、」
「素裸の人間の性別を見間違うほど、僕は耄碌していないよ」
その証拠を突きつけるように、舌をねっとりと熱に絡める。途端、私の唇からは、私の意志とは全く関係なく、忙しない喘ぎが漏れだした。
私は生まれたままの姿でベッドに転がされていた。傍目には、起き上がり、押しのけることだって簡単そうに見えるだろう。自分だって何故そうしないのかと思っている。それでも私の身体は鉛のように重く、指先のひとつも、自分の意思では動かせなかった。
たっぷりと唾液を絡め、熱を充分に熟れさせた後、先生は漸く唇を離した。間に伸びた銀糸を舌先で絡めとり、こちらを見下ろす。
「君は男が男を抱くことを、知らないんだな」
そう言って私の上に跨ると、浴衣の裾が乱れ、先生の脚が月光の下に晒された。白磁のように滑らかな肌が妙な色気を湛えていて、私は思わず唾を飲み込む。
浴衣の下は何も身につけていなかったようで、その中央にそそり立つものが見えた。先生が酷く興奮しているのは表情からも明らさまだが、それは下肢も同様で、空を仰ぐ熱の先端からは、先走った感情が滴り落ちている。
彼は私を改めて捕らえなおすと、自身の秘密の場所へ招いた。
「……先、生……、もう……」
「欲しいかい」
「違くて、……」
もう、許して欲しかった。
こんなことは今からでも止めにして、なかったことにしてほしい。
この先に行ってはいけない、今ならまだ引き返せる。
私の理性はそう警告をするが、今、私の行く先を決められるのは、私ではなかった。
「あ、」
次の瞬間には、もう、悦楽の波に飲まれていた。
這入り込んだ彼の体内は、やけどしそうなほど、熱い。感じたことのない、しかし明らかに劣情を煽るその場所に、私は溜まらず首を左右に振った。このまま唆されれば、あっという間に達してしまいそうだ。
「んっ、……ふ、ふふ、ほら、見て」
繋がりを示すかのように、先生が小さく腰を揺らす。ひとつになるそちらへ視線をやってしまったら最後、この事実を認めたことになりそうな気がした。
脳裏に妻と娘の顔が過ぎる。
これは違う。違うのだ。
罪悪感と苦悶に揺れる私のことなど気にも留めず、先生のそこはひくひくと歓びに震えていた。
「あぁどうしよう、浅葱くんの、初めてを、奪ってしまった」
自分の言葉に酔い、恍惚に蕩ける先生の表情に、私の心臓が跳ね上がる。恐怖を覚えたのだ、と思いたい。
そこからはもう、抵抗など全く許されず、主導権は全て先生に握られたまま、彼の良いように誑かされた。こちらの都合などお構いなしに、彼が彼のために彼の欲望だけを追いかける。
にもかかわらず、反応してしまう自分の身体の浅ましさと男の性に、いっそ本当に殺して欲しいとすら思えるのだった。
時に緩慢に、時に性急に、思いも寄らぬ絶妙なタイミングで翻弄される。ジェットコースターを三倍の速度で走り回るような世界のめまぐるしさに、私は幾度となく白旗を上げた。
しかし男は許さず、手のひらで、唇で、身体全身で、ありとあらゆる手法を駆使して私を更に追い詰める。
とっくのとうに捕まえているにも関わらず、それでもまだ、己の手中には収めていないのだと誤解しているようだった。
何度目の絶頂の後だっただろうか。
もうどうにでもしてくれ、と諦めた後だったのは覚えている。
荒い呼吸ばかりが部屋を満たす中、ふと、先生の動きが止まった。
漸く終わったのか、と、先生を見上げる。しかし月光を背負う彼の顔は、私からはよく見えなかった。
おもむろに男が両手を伸ばす。
幽霊のように生白い指が、私の首に絡んだ。
「っ」
引き剥がそうと手を掛けるが、私の力は余りに弱弱しく、先生の手はびくりともしない。
口の中が嫌に乾く。喉の奥まで干からびて、声のひとつも出なかった。
息が苦しい。
誰か、酸素を、早く、早く、早く!
そうして混濁する意識の中で、私は気付いた。
あぁそうか。
先生は、浅葱を、こうやってころしたのか。
「――」
先生が誰かの名前を呼ぶ。その声は、含みきれない蜜が零れ落ちるかのような甘さだった。私を見下ろす彼の瞳には、目を見開き、苦悶と、それから明らかな愉悦の表情を浮かべる男が映っている。これは私ではない、これは現実世界のものではない、これは、……
死を悟った私の脳内が、もう何も考えられないぐらい真白に染まっていく。
最後に電子虫が映したのは誰の顔だったのか、それすら私には解らなかった。
夜明け前の薄暗い中、私は裸のまま、先生が眠るベッドを抜け出した。足音を立てぬよう廊下を歩き、隣の部屋の扉をそっと開く。
私は「そのこと」を確かめたかった。「それ」を見れば、先生が告発しなかった理由を、知れる気がした。
部屋の電気は消され、月明かりだけがぼんやりと室内を照らしている。パイン材の丸テーブルには、ノートと、そして私の目的のものが転がっていた。
私はそれをそっと取り上げた。義父の研いだ「operator Ⅱ」。ボディのレジンは触れればじんわり暖かく、人の手に吸い付くような滑らかさを持っている。
キャップを開け、ライトとルーペアプリを起動し、ペン先を左目に近づけた。全長三センチメートルほどの狭い領域に、十八金使用の意味を示す「18K-750」の数字と、字幅を示す「MS(ミュージック)」という記号、それから製造メーカーのロゴ、さらには「operator」の文字まで細かく刻んである。
そして予想通り、「operator」に続く数字は、「Ⅲ」に変わっていた。
「砂で出来た城は、いつか崩れるものなんだよね」
その声に、私の心臓が飛び跳ねた。はっとして振り返ると、部屋の入り口に先生が立っていた。帯も締めず、浴衣を一枚羽織っただけの扇情的な格好だが、私の目には先生の姿が、酷く冷血な悪魔のように見えた。
「そして建てた城が大きければ大きいほど、崩れた砂の重みに王様は押し潰される。そういうものなのだよ」
先生がこちらに向かってゆっくりと歩いてくる。手には何の凶器も持っていないはずだ、おびえることはない。そう解っているのに、私の身体は勝手に震え、後ずさる。
私がテーブルに退路を阻まれても、先生の歩みは止まらない。そのまま私との距離をゼロにする。
もうダメだ、と目をきつく閉じる。
ふと、何かが唇に触れた。
「警察に通報するかい」
囁く声にそっと瞼を押し上げると、穏やかに微笑む先生の瞳と視線がぶつかる。
私は漸く呼吸を思い出した。未だ震える唇で、先生に尋ねる。
「……先生なら、ご自身の城が崩れる時期というのを、占えたのではありませんか」
「そうだね、そろそろだろうと思っていた」
「それなのに、私を呼んだのは、何故です?」
殺した人間の親族を身近に呼ぶ。そんなことをすれば、何かの拍子で私が事件に気付き、先生の罪を暴くことだって充分に考えられたはずだ。城を建てたときはあらゆる運が味方するというなら、城の崩れ去るときはあらゆる運が見放すもの。きっとそういうものに違いないだろう。それなのに、何故。
「解っていても、欲望に抗えないのが人間というものなんだよ」
先生が諦めたような笑みを浮かべて、私の身体を抱き締める。
「……彼だけじゃない、彼の愛したものまで全部、欲しかったんだ」
その両腕は、私が想像していた犯人像ように冷血なものではなく、どこまでも血の通った、暖かなものだった。
私は朝になっても警察には届け出なかった。それが何故なのかは、気付かないふりをしておく。
まぁ、もう十年も前の話だ、あれは事故だった、と忘れても良いのではないか。義父だってもう成仏したに違いない。この話など、聴かなかったことにしておこう。
「君にも今、砂城の星が輝いているよ」
あの後、先生はそう囁いた。「今なら僕を殺しても逃げ切れるんだよ」という悪魔の囁きそのものだった。
しかし私は首を横に振る。
私は城を建てる気はない。王様になるつもりもない。それに私が先生を殺したら十年後、次の私が私を殺しにくるだろう。
巡り巡るものなのだから、どこかで断ち切るべきなのだ。
そう告げると、彼は「残念だなぁ」と笑った。
「それじゃあ見逃してもらう代わりに、ひとつ助言をしよう」
東の空に明けの明星が浮かび始めた頃、先生は窓の外を眺めて言った。
「君は既に砂の城を建ててしまっている」
店主を継いだ時点で伊路地店という城を建てたし、結婚した時点で家庭という城を建てた。両方が崩れなかったとしても、いずれかの崩壊は免れない。
そういうジンセイなのだ、と。
「つまるところ私の行く末は、店がつぶれるか、離婚するか、あるいは王様自身が死ぬかのいずれかということですか」
「そうだね」
さらりと言ってくれるものだ。言われた方は溜まったものではない。こんなんだから、占いなんて信じたくないし、聴きたくもない。
顰めた私の顔が、窓ガラスに映ったのだろう。先生は子供のように笑った。
「誰かに渡せば良いのだよ」
眠たいのだろうか、そうして彼は目を閉じた。
窓の外では朝日が登ろうとしているのに、マイペースなものだ。そうやってまた、昼まで眠るつもりなのだろう。
欠伸をかみ殺したような声で、先生は続けた。絶対他人事だと思っている。
「全てを持とうとするから押し潰されるんだ。自分が持って行きたいものだけ選んで、あとは誰かに譲ればいい」
店か、家庭か、あるいは自分の命か。
最後のひとつは譲れないから、残る二つで選ぶことになるだろう。
私はそのとき、どんな答えを出すのだろうか。どちらを譲り、どちらを手に持って、生きていくのだろうか。
少し前ならすぐに答えられただろうが、今は、解らなかった。
「奥さんと、仲良くね。」
揺れる私の心など、見透かしたように先生が言う。
その声は録音しなかったけれど、脳裏にしっかりと焼きついた。
「殺人の容疑でぇ、逮捕状が出てますぅ」
翌朝、内容に似合わない間延びした声で、ユリナさんがそう言った。
それを合図にして、ぞろぞろと複数の男が先生の部屋に押し入る。呆気にとられる私に、ユリナさんが言った。
「実は私ぃ、長期未解決事件を追うぅ、特殊警察班に所属してましてぇ。意外でしょぉ?」
「えぇ、意外です」と思わず私は答えていた。ユリアさんは楽しげに「ですよねぇ」なんて笑っている。
また会えるといいな、とは思っていたものの、こんな形で会うことになるとは思っていなかった。
部屋の主は既に連れ去られていた。この数年、来客など数えるほどだっただろう室内は、今や結婚パーティー会場か芸能人のスキャンダル会見場のようにごったがえしている。調査する場所より、調査する人間の方が多いようにも感じた。
ユリナさんは一昨日自分が座った席に腰掛け、忙しなく動く人間たちを見つめる。その様子はまるで、女王様が下僕たちの働きを監視しているようにも見えた。
「ずぅぅぅぅっと、先生が怪しいと思ってぇ、追いかけてきたんですよねぇ。でもぉ、なかなか証拠がなくてぇ、自白に頼るしかないとぉ、思ってたんですよぅ」
「自白、ですか」
この部屋に入ったとき、ユリナさんは盗聴器でも仕掛けたのだろうか。
しかし彼女は首を、胴体と同化していてわかりにくいが、恐らく首と思わしき場所を横に振った。
「ほんの少ぉし、浅葱さんの電子虫をぉ、お借りしましたぁ。おふたりの会話、ばっちり録音させてもらいましたよぅ」
うふふ、と愛くるしく笑うユリナさん。ハッキングされていたのか。電車でずっと一緒に行動していたのだ、タイミングはいつでもあっただろう。ユリナさんは「もう解除しましたからぁ、大丈夫ですよぅ」なんて言っていたけれど、この後すぐに病院で検査してもらう。
「何か他にぃ、訊きたいことはぁ、ありますかぁ?」
どうやら協力者へは説明の義務があるらしい。何でも答えますよ、と言うように、ユリナさんは両腕を広げた。飛び込んだらきっと、クッションのようにふかふかで気持ち良いのだろう。
「ユリナさん」
「はい、なんでしょうかぁ」
「『犯人はあなたです』って言ってもらえませんか」
事件と何の関係があるのか。そう言いたげな顔をしたものの、そこはノリのいいユリナさん。人差し指を私にビシっとつきつけて、「犯人はぁ、あなたですぅ」とやってくれた。想像していた以上にサマになっていなかった。
やれと言い出したのはこちらのはずなのに、私があまりにしょっぱい反応をしているせいか、ユリナさんは咳払いをして話を変えた。
「その他ぁ、捜査協力のお礼としてぇ、何か欲しいものはありませんかぁ?」
「録音した会話のデータを。消去したいので」
「解りましたぁ、事件が全て解決したらお返ししますぅ。奥さんにぃ、浮気がばれちゃいますもんねぇ」
「……」
最初から最後まで聴かれていたのだとしたら、私は名誉毀損とプライベートの侵害で訴えたいものだけれど、こういう場合「事件解決のための些細な犠牲」ということで黙殺されてしまうのだろうか。犠牲になったほうは溜まったものではないが、組織の前では私の私生活など、象の前の蟻と同義なのだろう。
「勿論警察からデータを公表することなんてぇ、ないですよぅ。特殊警察班はぁ、電子虫のハッキングもぉ、法律で許されていますがぁ、やったって知られるとぉ、世間が煩いんですよねぇ」
案の定ユリナさんはぬけぬけと語る。
「だからぁ、浅葱さんにもぉ、『捜査協力のお礼』って名目でぇ、好きなものをぉ、なんでもあげちゃうんですよぅ」
おそらくそれが口止め料なのだろう。恐らく、それこそ先生の全財産に匹敵する程度の金を要求したところで、あっさり払いそうな雰囲気すらある。
腹いせに、私は難題をふっかけてみた。
「それではデータのほかにもうひとつ。この万年筆をください」
「万年筆、ですかぁ?」
私は机の上に転がっていた万年筆を拾い上げる。外見は何一つ変わっていないはずだが、持ち主を失ったせいか、心なしかその輝きは鈍く見えた。
「はい。先生が使っていたものですが、これは私の義父の作品なので、いわば形見です。今日にでも持ち帰りたいんですけど」
そんなすぐにはダメですよぅ、と言われるかと思ったが、「どうぞ持ち帰ってくださいぃ。後処理はやっておきますぅ」と両手を握り、きゃるんと自分の頬に宛てる。すぐ了承したところを見ると、ユリナさんの地位は案外高く、融通が効かせられるのかもしれない。
ふと私は窓の外を見た。一昨日まで咲き乱れていた桜が、はらはらと散り始めている。桜の花の寿命は短いようだ。そのさまを見ていると、先生とのやり取りは全て、夢か幻だったように感じられる。
私は内ポケットに万年筆を仕舞うと、崩れた砂の城を後にした。
了
万年筆物語 ミヤマキ リシマ @PoN
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