満たされることのない哀しみ

幸せなときは幸せを願い、不幸なときは不幸を願う、これは人であれば誰しもが抱くものではないのかなぁと思いました。理不尽な仕打ちに打ちのめされる主人公の心の内はいかばかりかと、おそらくその満たされることのない哀しみを推し量ることは出来ても本当の意味では理解できないかもしれない。自分が同じ目に遭わない限りは。そう思うと本当に怖い。もしかしたらぼくの手にあるお守りも本当は幸福を願ったものではなく、不幸を願うものなのかもしれませんから。