増殖する駅? なんじゃそりゃ!話題になるだけのことはあるすさまじい設定。
大都会の巨大な駅に特有の、どこまでも果てしなく続く孤独感、自分が今どこにいるのか良く分からない不安感、そういった心象風景をSFに落とし込むと、このような壮大な物語になるのでしょうか。
どこまでも広がる建築物、もしくは自己増殖する建築物というモチーフはSFでしばしば見られますが、馴染み深い横浜駅をとりあげた着眼点と、エキナカ各地(?)の地形や風土を反映した設定に新味を感じました。
最初、概要を読んだときは大分かっ飛んだ設定だな、と思いました。新宿駅をラビリンスに見立てたことはありますし、それを友人のTRPGのネタに提供したこともありますが、無限増殖して日本を覆い尽くすまでは考…続きを読む
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