タイトルが出落ち感ハンパないですが、それに反して内容はすばらしくちゃんとしたSFです。突拍子もないアイデアからここまで話を広げられるなんて感動です。ところどころ現れる謎のキーワードや伏線が回収されていく様は非常に引き込まれます。また、スロースペースだけど主人公の価値観が変化し、成長する様も見どころ。思わず一気に1話から最新話(現時点で26話)まで読んでしまいまいました。
都会の駅はダンジョンだ、なんて話はよく聞くけれど、それを一歩推し進めて自己増殖する都市型建築物とは恐れ入った。突飛なようでいてSF的お約束はしっかりやってくれてるので、とても面白く最後まで読めた。…続きを読む
アイデアも面白いです。読んだ甲斐があります。ぜひ読んでください
読む前は「梅田地下オデッセイ」のオマージュかしらねー。なんて思って敬遠していたのですが、読んでみたらこれがまたおもしろい!冒頭の白黒富士の描写もいいし、都度出てくる横浜駅の概要のギミックもすばらし…続きを読む
この小説は、ライトな作風が好まれるようになってきた現在の世の中で、驚くほどハードでストイックなSFをしている。 舞台は近未来の日本。なんらかの原因によって自己増殖するようになった建築物が、日本…続きを読む
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