科学を愛する全てのファンタジー好きへ

素晴らしい作品でした!現実の科学研究でも用いられているような手順を踏んで、魔法の謎を解き明かしていくスタイル。(いわゆるハードSF)その緻密で論理的な流れはまるで、実際に博士課程にいる(ないし既に博士号を取得している)人が書いたかのよう。理系の人たち、特にバイオ(それも生化学系)出身なら、間違いなく楽しめる作品です。

これでひとまず完結ですかね・・・?もしこの先が書かれるとしたら、これから待ち受ける社会の大混乱、マリス博士の話、主人公と周りの人とのこれからの関係、どのように描かれていくのか、楽しみにしています。