少女の血筋が呼ぶ宿命…幻想的な人と魔の戦いがここに!

 まるで宮沢賢治先生の童話を読んでいるかのような、とてもやわらかいメルヘン調の導入部…幻想的な物語の入り口は、小さな商業都市から始まります。広大な世界観と背景を感じさせる設定に、主人公の少女が見ている世界が読者にも綺麗に伝わってきますね。高貴なる義務から一度は逃げた少女が、その身に宿した強過ぎる力を再び振るう、そう決心した旅立ちの日。彼女の世界は少しずつ、姿を変えてゆく…とても先の気になる物語で、このまま読み進めたくなりますね!

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