ライトノベルでもライト文芸でもない、まさに小説

ファンタジージャンルでありながらガンアクションだというキャッチコピーを見て読ませていただきました。

いわゆるWeb小説とは一線を画した、本格的な小説であったことにまず驚きました。作者さんの中に確かに完成された世界観が存在し、そこで生きる主人公の少年や住人たちの背景がしっかりと描かれている。
まだまだ物語が動き出す前の段階でも、今後の展開が迷走することなく、書き綴られ続けるのだろうと思えるほどに、完成度が高い作品だと感じました。

惜しむらくは、紙媒体か何かになった場合の文章構成になっており、web上で読むには少々詰まりすぎかなとは感じましたが、続きが楽しみな作品に出会うことができました。