最初に言っておきます。この物語の結末は、現代の倫理観に置いて肯定されるものではありません。 しかし、本人たちがそれを望んでいるのなら、それに応じるのも答えだと感じました。 人間は勝手です。道徳、価値観、その他様々なものを押し付けます。 そして、それに合わない人間を「異端」と見なして排除しようとします。 この物語は、それらに対するささやかな反逆のように思えました。
ぽろっとこぼれた一言を、隣の子が冗談で受け止める。あの場面がいちばん優しくて、いちばん苦しかったです。結末の受け止め方は読む人によって割れると思います。私は肯定できませんでした。それでも、彼らにそう言わせたものの重さは消えません。
最後の最後で「サイコホラー」の意味がわかりました。子供達の口調もあって、途中まではホラー感も無かったんですけどね……色々と考えさせられます。そして私事で恐縮ですが、たまたま明日から血液検査で入院するので、その直前に本作を読んでしまったのは、良いことなのか悪いことなのか……(笑)(´👁️ω👁️`)っ「こんな看護師さんには当たりませんように」
負けないこと、逃げないこと、抗うこと、頑張ること。それって、そんなに素敵なこと?いや、素敵なこともあるかも。でも、じゅうぶんって誰が決めるの?そこまでで良いって、誰がものさしになるの?この作品を読んで、あなたはどう思うでしょう。心に鋭く刺さる作品です。
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