子どもの夏休み日記から始まる時点でもう嫌な感じなのに、「おじさん」が優しいのが怖かったです。お母さんの異変を何も知らずに世話する場面はかなりきつい。その後、紙、動画、ラジオと形を変えて怪異が続き、どれも「これ、本当にありそう」と思わせてくるのが嫌です。特に後編が出ないYouTuberのくだりは、笑って見ていた人まで急に現実へ引き戻される感じがしてぞっとしました。松山、夜に一人で歩きたくないですね。
私自身、ホラーが好きでカクヨムもホラー系を見るために入れたのですが、これが一番怖かった……見てて自分も呪われるかと思いました。グロめの表現がリアルで頭の中に光景が見えてくるようです。とにかく怖い。満点!!
なんといいますか、世に広まってほしくないのに、誰かに読ませたい気分です。読み進めるほど、作者の頭の中を覗いてるようで後悔してます。怖いのに、次の話を読んでしまう。最初の日記だけで、自分がここまで嫌な顔になるとは思いませんでした。それくらい惹きつけられます。ホラーが好きで、多少のことでは動じなくなった方にこそ、この気分を味わってほしいです。
肝試しに行って危険な目にあう、というような非日常ホラーではなく、日常に潜むホラーな作品です。何気なく過ごしている日々の隣、多くの人は気づかないであろう存在。この後どうなるのか?後々はっきりするのか?考えながら読み進めました。とりあえず、暗い部屋で一人で読んだことを少し後悔しました。せめて、明るいところで読めばよかった…。
子どもの夏休み、YouTubeの検証動画、深夜ラジオ、SNSの投稿など、どれも身近な媒体なのに、記録を読み進めるほど現実との境目が崩れていくのが怖いです。特に怖いのは、怪異そのものより、それを異常だと認識できる人間が少しずつ減っていくこと。最後には読者自身まで観測対象にされたような感覚になり、記録を読み進めるほど、その境界が曖昧になっていく構成にぞっとします。【レビューコンテスト応募】
昔からこの人の小説は読んでいましたが、今回はものすごくリアリティのある表現が強く私個人としてはとても好きです。文字だけなのに脳内でその絵が鮮明に描写されて怖いとまで感じました。これからの小説もとても楽しみでしかたがないです!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(441文字)
観測記録形式で進むホラー。モキュメンタリーホラーとして完成度も高く、続きが読みたくなります!
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