概要
冗談のつもりで設計した爆撃機が、敵国に利用される……
最初は、ただの思いつきだった。
そもそもが、自国には必要のない兵器だった。
「無用の長物だ」と仲間には笑われた。
……前の戦争から三十三後、それは密かに生み出され、首都に輸送中、喪失する。
「それ」が再び姿を表した時、空から絶望が降ってきた。
盗まれたのは『白雷』
その全長二十三メートル。全幅は三十二メートル。最大離陸重量は三十トンに及ぶ。
出力5000hp
大空を常時時速三百キロで飛び、最大時速は四百に達する。
爆弾を積んでの航続距離は三千キロを優に越え、爆弾を最大三千キロは搭載でき、12.7mm弾を発射する銃門を四門搭載している……。
大陸統一国家、京国が、この兵器を開発するに至った経緯とは?
そして……『白雷』をめぐって、三度目の、大陸間戦争が起きようとしていた。
そもそもが、自国には必要のない兵器だった。
「無用の長物だ」と仲間には笑われた。
……前の戦争から三十三後、それは密かに生み出され、首都に輸送中、喪失する。
「それ」が再び姿を表した時、空から絶望が降ってきた。
盗まれたのは『白雷』
その全長二十三メートル。全幅は三十二メートル。最大離陸重量は三十トンに及ぶ。
出力5000hp
大空を常時時速三百キロで飛び、最大時速は四百に達する。
爆弾を積んでの航続距離は三千キロを優に越え、爆弾を最大三千キロは搭載でき、12.7mm弾を発射する銃門を四門搭載している……。
大陸統一国家、京国が、この兵器を開発するに至った経緯とは?
そして……『白雷』をめぐって、三度目の、大陸間戦争が起きようとしていた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!白雷を追え!
ラギ大陸での3回目の大戦を京国側から描いた物語。
主人公山本は、兵学校を卒業したばかりの技術者。
彼が遊びで設計した大型爆撃機“白雷”が、彼の知らないところで制作されて、輸送中に盗まれた。
あんな設計図が実現できるわけがない、机上の空論だと思っていた山本だが、どこで誰の手によって作られ、どうやって盗まれたかを追う。
白雷はこともあろうに60年前から戦争を繰り返してきたリヒトの手に渡り、その空爆を皮切りに第三次大戦が開戦する。
前の対戦から33年間、京国から抑圧されてきたリヒトたちが立ち上がるいわゆる革命戦争だが、本来なら圧倒的な京国の兵力に太刀打ちできるはずはない。
しかし、京国の将…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それは将棋の駒のように、奪われた瞬間に最悪の脅威となる
そこにはもともと、思惑や計算など一切なく、ただ純粋な「夢」があるはずだった。
主人公・山本武蔵は「その機体」が使われることになるなど想像もしなかった。ただ「技術」として突き詰めた先の芸術のように、無用の長物のように飾られて終わりになるようなおmののはずだった。
戦争が終わって三十三年後。平和だと思われていた時代に、山本は「白雷」なる爆撃機の設計を完成させていた。
しかし、急激に運命は変わった。
先の大戦で敗北し、国として消滅していた「リヒト」。その残存勢力が彼の作り出した「白雷」を強奪する。
技術者の夢は、世界を傾かせる悪夢へと変貌する。
試作中の新型機。それは「主人公…続きを読む