概要
たとえ「死」がすべての終わりだとしても。
2010年3月19日。その年10歳になる、とある少女が親の言いつけを破り謎の小屋に入った。そこへ突如現れた不思議な扉に入ると、楽園のような場所——「イリスの花園」に辿り着いた。
転んでしまった少女に手を差し伸べた謎の少年・ロゼ。彼に「レイカ」という名前をもらった少女は、以降自らをレイカと名乗るようになったのであった。
彼に逢うため毎日のように花園に通うレイカは、徐々にロゼと仲を深めていく。暫くして花園に迷い込んできたハル、レイという二人の少年とも出会い、4人で平和な時間を過ごしていく。
しかし、ある事件をきっかけに4人は離れ離れになってしまった。それからレイカは仲間を探す旅に出る。
17歳の年、ようやくロゼらしき人物と再会するのだが……。
——これは、大切なものを守るため運命に抗い続
転んでしまった少女に手を差し伸べた謎の少年・ロゼ。彼に「レイカ」という名前をもらった少女は、以降自らをレイカと名乗るようになったのであった。
彼に逢うため毎日のように花園に通うレイカは、徐々にロゼと仲を深めていく。暫くして花園に迷い込んできたハル、レイという二人の少年とも出会い、4人で平和な時間を過ごしていく。
しかし、ある事件をきっかけに4人は離れ離れになってしまった。それからレイカは仲間を探す旅に出る。
17歳の年、ようやくロゼらしき人物と再会するのだが……。
——これは、大切なものを守るため運命に抗い続
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!秘密基地のような、ぬくもりあふれるジュブナイルファンタジー
自宅にある小屋の中。突如現れた不思議な扉は、思いもかけない行き先に通じていた。
秘密の花園で、少女は謎めいた少年に出会う。
天真爛漫な10歳の少女レイカと、どこか影があり、秘密を感じさせる同い年の少年ロゼ。
甘やかで他愛のない、しかしかけがえのない幼き日々。
仲間も増え、小さな冒険を重ねて、絆が結ばれていくが——。
児童文学のような幻想小説の導入部分から始まり、この先がどう繋がっていくのか、可能性は未知数。
まだ一章始めのため予想でしかないのだが、もう絶対数多の苦難が待ち受けていること間違いなし……!
少年少女の再会が運命にどのような変調をもたらすのか、続きを期待したい。 - ★★★ Excellent!!!ロゼが変えてくれた世界。レイカの抱くまだ名前のない感情
孤独だった少女レイカが、美しくミステリアスな少年ロゼと出会い、やがてハルやレイとも友達になって、四人でたくさんの時間を重ねていく。
一緒に遊び、出かけ、冒険し、誕生日を祝う。そんな何気ない出来事の一つひとつが、レイカにとってかけがえのないものになっていく様子が、美しく情緒のある世界を背景に描かれる。
その中で、レイカがロゼへ向ける感情だけが少しずつ特別なものへ変わっていくのが印象的。
まだ本人にも名前を付けられないその気持ちを、急いで言葉にせずにじっくりと透明感のある描写で重ねていく。
幻想的な世界の中で育っていく四人の友情と、レイカの心の変化を、見守っていきたい作品だ。