概要
亡き友が遺した計画書。私は初めて、逃げない夏を走り出す。
亡き親友が遺したノート。そこに書かれていたのは、途絶えた夏祭りの復活計画だった。何をやっても長続きしなかった少女が、たった一つの約束のために立ち上がる。
道東の小さな町・幌寒町(ほろさむちょう)に暮らす高校1年生の藤倉ゆりえは、何事に対しても熱量を持てず、部活も習い事も途中で投げ出してばかりの自分に、強いコンプレックスを抱いていた。
そんな彼女を唯一理解し、肯定してくれていた幼馴染の隅田瑠里が、冬に病で急逝してしまう。
ぽっかりと心に穴が空いた友里恵の手元に残されたのは、瑠里が遺した一冊の青い大学ノート。
そこには、過疎化により三十年前に中止となった幌寒川上流の地域の伝統行事『燈篭流し』を自分たちの手で復活させ、一緒に灯籠を流そうという、無謀とも言える計画が書き殴られていた。
一度は自分に
道東の小さな町・幌寒町(ほろさむちょう)に暮らす高校1年生の藤倉ゆりえは、何事に対しても熱量を持てず、部活も習い事も途中で投げ出してばかりの自分に、強いコンプレックスを抱いていた。
そんな彼女を唯一理解し、肯定してくれていた幼馴染の隅田瑠里が、冬に病で急逝してしまう。
ぽっかりと心に穴が空いた友里恵の手元に残されたのは、瑠里が遺した一冊の青い大学ノート。
そこには、過疎化により三十年前に中止となった幌寒川上流の地域の伝統行事『燈篭流し』を自分たちの手で復活させ、一緒に灯籠を流そうという、無謀とも言える計画が書き殴られていた。
一度は自分に
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!大きくなった娘と一緒にアルバムを見返すような、そんなあたたかなお話です
親友の瑠里から、勝手に託された夢。
それを迷惑に思いながらも、次第に真剣に向き合っていく主人公・ゆりえ。
瑠里から思いを受け取った里香とともに挑戦を重ねるその姿は、次第に熱を帯び、冷めきった大人たちの心にまで、あたたかな火を灯していく。
このお話は、何をしても続かないと自分を諦めていた子が、たった一人でも信じてくれる人がいることで、これほどまでに大きなことを成し遂げられるのだという、その軌跡を追った物語。
灯籠が流れる頃、きっとあなたの心にも、ゆりえたちが残してくれたあたたかな火が灯っていることと思います。