概要
「神送りの狭間」失踪事件
人間とカミサマが共存する街――神無瀬市。
神無瀬第二高等学校に通う此花理乃には、奇妙な「権能」がある。
事件の現場に立つと、絡み合った謎の中から、真実へ続く一本の糸が見えるのだ。
権能の名は――「名探偵」。
本人が望むかどうかにかかわらず、事件のほうから理乃のもとへやってくる。
けれど、今回の事件は、これまでの小さな謎とは明らかに違っていた。
神無瀬市で相次ぐ、カミサマたちの失踪。
発生するのは決まって深夜。
潮の満ち引きと奇妙な周期を刻み、忘れられた古い唄によって「狭間」が人為的に呼び起こされている。
そして、その事件を辿った先に浮かび上がったのは、七十年前に壊滅したはずの秘密結社――**全日本神格化研究所、通称「日神研」**の影だった。
さらに神格鑑定局の内部にも、過去から
神無瀬第二高等学校に通う此花理乃には、奇妙な「権能」がある。
事件の現場に立つと、絡み合った謎の中から、真実へ続く一本の糸が見えるのだ。
権能の名は――「名探偵」。
本人が望むかどうかにかかわらず、事件のほうから理乃のもとへやってくる。
けれど、今回の事件は、これまでの小さな謎とは明らかに違っていた。
神無瀬市で相次ぐ、カミサマたちの失踪。
発生するのは決まって深夜。
潮の満ち引きと奇妙な周期を刻み、忘れられた古い唄によって「狭間」が人為的に呼び起こされている。
そして、その事件を辿った先に浮かび上がったのは、七十年前に壊滅したはずの秘密結社――**全日本神格化研究所、通称「日神研」**の影だった。
さらに神格鑑定局の内部にも、過去から
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その違和感を見逃すな―― 一本の糸が、七十年の謎をたぐり寄せる。
人とカミサマが共存する街で起きた、カミサマだけが消えていく失踪事件。
その謎を追うのは、事件の中から真実へ続く一本の糸を見つけ出す権能――
「名探偵」を持つ女子高生・此花理乃です。
この物語で私が何より面白いと感じたのは、真相へ近づいていく“手触り”でした。
発生場所と時刻。
古い唄。
食い違う証言。
消された記録。
何気ない言葉。
そして、時代を越えてなお文章に残ってしまう「思考の癖」。
最初はばらばらだった小さな違和感が、一つ、また一つと結びついていく。
異能とカミサマが当たり前に存在する世界なのに、謎を解くために必要なのは、派手な力だけではありません。
観察する。
比べる。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!最後まで顔が分からない不気味
神無瀬の女子高生・此花理乃が、カミサマの連続失踪を追う話です。権能は「名探偵」(公式設定人物)。
少しずつ証拠を紐解き、犯人(?というべきか、神格というべきか)にたどり着く様子は二時間ドラマを見ているよう。
鷹取環境大臣(公式設定人物)は、鑑定局解体を声高に叫ぶ人物だが、結局犯人に操られている。
彼の政治信条や国家に対する考え方は丸ごと、乗っ取られた上のものだったのか。
彼は政治家として、今後もあり続けるのか?
犯人はただの強敵ではなく、どこか異様だった。
人間の顔をした「三代目の器」で、思想だけを代替わりして残してきた神格。
その分、どこか顔や本音の分からない不気味さが残…続きを読む