概要
書けば消える。撮れば消える。呼べば消える。――同じ教室の、同じ空白。
放課後の理科室で、女の子が青いノートに怪談を書き集めている。誰にも聞かず、ただ書く。それが一番親切なのだと彼女は言う。
けれど、書かれた名前の生徒は、次の日から誰の記憶にもいなくなる。
同じ学校で、少しずつ形を変えながら囁かれる噂――写真部の暗室、放送室のマイク。記録すること、写すこと、呼ぶこと。誰かを覚えていようとする行為が、なぜか誰かを消していく。
三つの教室、三人の語り手。同じ校舎で連鎖する、名前のない恐怖を描くオムニバス。
秋犬さん自主企画に寄せる予定だったオムニバス作品。途中で連作になっていると気づいて取りやめて、開き直って連作にした作品です。もはや字数制限も気にしてない無削除バージョン。自主企画には、このオムニバスの元となったプロトタイプを寄せています。
けれど、書かれた名前の生徒は、次の日から誰の記憶にもいなくなる。
同じ学校で、少しずつ形を変えながら囁かれる噂――写真部の暗室、放送室のマイク。記録すること、写すこと、呼ぶこと。誰かを覚えていようとする行為が、なぜか誰かを消していく。
三つの教室、三人の語り手。同じ校舎で連鎖する、名前のない恐怖を描くオムニバス。
秋犬さん自主企画に寄せる予定だったオムニバス作品。途中で連作になっていると気づいて取りやめて、開き直って連作にした作品です。もはや字数制限も気にしてない無削除バージョン。自主企画には、このオムニバスの元となったプロトタイプを寄せています。