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概要
騙せない妖狐の女の子×訳ありあやかし祓いの青年――因縁の焔が二人を繋ぐ
「大丈夫――子狐ちゃん、君のことは守るから」
蒼く神秘的な火の玉が暗闇で揺らめく。
妖狐の九条環(くじょうたまき)を助けたのは、蒼炎の異能を持つあやかし祓いの男――櫻井颯(さくらいはやて)だった。
◆ ◆ ◆
かつてはあやかしと人間が共存していた和輪国(わりんこく)。
大戦を経てその関係は隔絶し、住処を追われたあやかしは人間が寄り付かない原生林へと移る。
しかし大戦後でも妖狐の一族は人間の里に赴き、妖術で人間を騙し精気を奪うことで妖力を強め、憎き人間よりも優位の存在であろうとしていた。
そんな妖狐の中でも特に妖力が強く、人間を目の敵にしている家系に産まれた環だが、ずっと妖力が弱いゆえに家族には落ちこぼれと思われていた。
人間を騙せば妖力を強くできるが、環はとある理由
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