概要
服のまま流れに横たわると、そのまま流されそうになるので、手を繋いだ
小学四年生の夏休み、田舎のばぁばの家で過ごした。
こちらは案内なびさまの自主企画:第11回指定書き出し小説展(シテカキ展)「この村には古くからの言い伝えがある」の参加作品です。
こちらは案内なびさまの自主企画:第11回指定書き出し小説展(シテカキ展)「この村には古くからの言い伝えがある」の参加作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!語らないことで際立つ情緒。どこか冷涼でノスタルジックな純文学短編。
「少女が出会った、不思議な少年との一度きりの夏の思い出」を描いたノスタルジックな純文学短編です。
小学四年生の夏休み、田舎の祖母の家で退屈な時間を過ごしていた主人公は、祖母から「この村では絶対にキュウリを食べてはいけん」「キュウリは河童が食べなさる」という言い伝えを聞き、村の天ヶ淵へと向かいます。そこで出会ったのは、川でキュウリをかじっていた、ずぶ濡れの少年でした。
目を見張ったのは、五感を強烈に刺激する「圧倒的な解像度の情景・空気感の描写」です。単に「綺麗な風景」を描くのではなく、音・匂い・肌に触れる水の冷たさまで繊細に描かれているため、読者はまるで彼女と同じ空間にいるかのように…続きを読む