ただひたすらに観測をするとはこういうものなのかもしれませんね。星の観測を通して、自分自身を見つめる。人生においてわずかですが、大切な時間一行ずつ積み重ねるような文章が染み入る作品。オススメ
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僕だけではない、というのが。ノートと僕の動きの詳細な描写から伝わりました。このセファイド変光星観測を、ずっと沢山の人達が続けてきたのだ。タイトルが、過去形であることに注目してください。失われるものへの尊さが込められていると思います。
長い長い歴史があるのに、たまたま選ばれたわけでなく当番になった主人公。長い長い歴史のある観測簿を見て、主人公を取った行動は?応援コメントで純文学ではと書かれてますので、それを受けて書きます。いや、純文学で良いなと思ったの初めてです。素晴らしい。
星の観測と人生の対比が美しく表現されています。星の光が地球に届くのと同じように、自分で決めた過去の選択に対して本当の意味や痛みもまた、時が経ってから遅れてやってくる。人生における過去の時間というものを改めて考えさせられた作品です。ラストの切なさと温もりが、読後も静かな余韻が心に残ります。
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