概要
修復する女と、廃棄を決める女。直った呪具の行き先は、二人で決める。
王都の路地裏に、《危険呪具修復》とだけ看板を掲げる小さな店がある。店主のリゼルは、廃棄寸前の呪具を預かるエルフの修復師。彼女が見ているのは、壊れた箇所ではない。
――直した瞬間、何が戻ってくるのか。
着た娘から姓を奪う花嫁衣装。
防いだ傷を別人へ移す盾。
最後の命令だけを逆に実行する人形。
壊れた呪具は危険だ。けれど完全に直せば、失われていた呪いまで蘇ることがある。
そんなリゼルの店へ、王都呪具管理局から若い処分官フィアが派遣されてくる。直せるかを見極めるリゼルと、直したものを持ち主へ返してよいか判断するフィア。二人は作業台を挟んで衝突しながら、呪具を修復し、改造し、封印し、ときには完全に壊していく。
やがて二人は、別々の呪具に同じ修復痕が残されていることに気づく。
二度で足りる
――直した瞬間、何が戻ってくるのか。
着た娘から姓を奪う花嫁衣装。
防いだ傷を別人へ移す盾。
最後の命令だけを逆に実行する人形。
壊れた呪具は危険だ。けれど完全に直せば、失われていた呪いまで蘇ることがある。
そんなリゼルの店へ、王都呪具管理局から若い処分官フィアが派遣されてくる。直せるかを見極めるリゼルと、直したものを持ち主へ返してよいか判断するフィア。二人は作業台を挟んで衝突しながら、呪具を修復し、改造し、封印し、ときには完全に壊していく。
やがて二人は、別々の呪具に同じ修復痕が残されていることに気づく。
二度で足りる
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