RT企画より。お部屋の蒸し暑さや、じっとりとした空気感がそのまま伝わってくるような、とても繊細で心に響くお話でした。自分を小さな「砂粒」に例えたり、窓枠のカビの匂いから孤独を深く見つめ直したりする表現が、どこか切なくも美しく、胸に迫るものがあります。そんな息が詰まりそうな日常の中で、少し気まずさも含んだ家族との時間が、じっくり煮込んだカレーのように優しく心を満たしていく。最後の虹と香りの描写に、ほっと救われるような温かい余韻が残る素敵な作品です。
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