概要
独りにしないで、私を見つけて(Найди меня)
今から千年前、ロシアの西方で孤独な少女マリアがふさふさの毛をもつ神獣と契約を交わした。
美しくも神獣の憑依により魔性を持った少女はやがて、その国で最初の王となる人神のリューリクと恋仲になる。しかしリューリクはマリアの正体を見破り「二人が結ばれるには神獣から解放されなければならず千年の月日が必要だ」と説く。マリアは転生を繰り返しながら中国を経由し日本に到達する。その名は『若藻→玉藻』。しかしそこでも愛する上皇を病に冒したと濡れ衣をかけられ、北の石の中で長い眠りにつきます。
遥かな時が流れ、現代。
2022年3月4日、竜ケ崎陸は那須岳近くの温泉に入りに行った後、名勝、殺生石で不思議な体験をします。そこで拾ったUSBメモリの写真データから陸は、引き寄せられるように一人の女性に会いに行きます。
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美しくも神獣の憑依により魔性を持った少女はやがて、その国で最初の王となる人神のリューリクと恋仲になる。しかしリューリクはマリアの正体を見破り「二人が結ばれるには神獣から解放されなければならず千年の月日が必要だ」と説く。マリアは転生を繰り返しながら中国を経由し日本に到達する。その名は『若藻→玉藻』。しかしそこでも愛する上皇を病に冒したと濡れ衣をかけられ、北の石の中で長い眠りにつきます。
遥かな時が流れ、現代。
2022年3月4日、竜ケ崎陸は那須岳近くの温泉に入りに行った後、名勝、殺生石で不思議な体験をします。そこで拾ったUSBメモリの写真データから陸は、引き寄せられるように一人の女性に会いに行きます。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ロシアから始まり遙か日本の地にたどり着く、スペクタクルラブストーリー!
日本神話をモチーフにしたお話はよくあると思いますが、そのスタートをロシアからはじめたことに新鮮味を感じました。
無垢でなんの罪もない少女が背負わされた運命の荒波を乗り越え、ただただ純粋に時を越える……というわけではないところにもリアルさと切なさがある気がします。
したたかだな、というのが一番の感想で、そのしたたかさが嫌いではありません。
ファンタジーでありながら、歴史物を読んでいる感じさえしました。
昔はこの手の壮大なお話があったような気がしますが最近はあまり見かけませんね。なんだか懐かしく、新しさと懐かしさを同時に味わいました。
長編で読んでみたい作品です。
こちらの作者さんはSF…続きを読む - ★★★ Excellent!!!千年を越えて届く、「独りにしないで」という願い
孤独に育った青い目の少女が、人ならざる存在と交わした契約。
古代東スラブから日本へ渡った伝説は、千年後の現代、那須の殺生石で一つのUSBメモリを拾った青年へと繋がっていきます。
九尾の狐や玉藻前の伝承、古代ロシアの物語に、USBメモリや予知夢といった現代的な要素が加わる意外な展開が、とても面白く、「この出来事はどこへ繋がるのだろう」と先を追わずにはいられませんでした。
物語を貫いているのは、誰かに見つけてほしい、独りにしないでほしいという切実な願いです。
壮大な時間を描きながらも、その中心にある感情はとても身近で、少女の孤独が少しずつ胸に迫ってきます。
不思議な出来事の裏側が明らかに…続きを読む