概要
《コンテスト用のあらすじになります。ネタバレがあるのでご注意ください!》
森に住む豆小人族のトールは、仲良しのテントウムシ、ポットンと一緒にフウセンバナを摘みに来ていた。作業をがんばるトールをよそに、マイペースなポットンは遊んでばかり。
とうとうケンカになってしまうふたり。そんなふたりを突然の強風が襲い、気づいた時にはトールの姿はなく、二人は離れ離れになってしまうのだった。
トールが目を覚ますと、そこは雲の上だった。突風でトールをさらったのは、金色の髪と目をした、風の子メイスト。風の子は風の精霊見習いで、彼らは風の国で明日行われる“操風レース”で、今年風の精霊になれるかどうかが決まるのだとい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!友達って、いつの間にか、なのかも。
大好きな友達と、けんかしちゃった。
あの子と、友達になりたい。なれるかな?
どうして、あの子といきなりなかよくなってるの?ずっと一緒だったのは、自分なのに。
……あれ、いつの間にか。
みんな、友達になってるよ!
豆小人族、テントウムシ、風の子、風の精霊、そして、空飛ぶ亀さん。
子どもたちに読んでほしい、そして、大人たちにも、一緒に、または、そっと、子どもの頃を思い出して、夜の読書を楽しんでほしい。
どんな方にもおすすめ、いつ読んでも『みんな、がんばれ!』そんなふうに応援したくなる、素敵な、児童(だった方にも)向け文学作品でございます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
【レビューコン…続きを読む - ★★★ Excellent!!!友達と力を合わせることの尊さが、風の国の冒険を通してやさしく伝わる物語
雲の上で出会った豆小人トールと風の子メイスト。
ふたりの出会いは、やがて操風レースに挑む小さな冒険へとつながっていきます。
風の国の描写は透明で軽やかで、宙亀が空を舞う場面はまるで風そのものに乗っているような心地よさ。
メイストが抱える孤独、彼に突っかかるカッシェの隠された本音、トールのまっすぐな優しさ、そして小さなテントウムシ・ポットンの勇気。
どのキャラクターも違うからこそ輝く存在として描かれていて、操風レースのワクワク感と仲間を信じる気持ちが重なっていく展開は、子どもだけでなく大人の胸も熱くしてくれます。
操風レースはただの競技ではなく、「誰かと一緒にがんばること」の尊さをそっと思…続きを読む - ★★★ Excellent!!!お子様と一緒に(勿論大人も楽しめて)カクヨム出来る作品です( ;∀;)
豆小人族のトールと、仲良しのテントウムシのポットン。森で生きるふたりが、まさかの空の上へ……!?
第15回角川つばさ文庫小説賞応募作品となります。
児童向けレーベル「角川つばさ文庫」をご存知でしょうか? 最も有名な作品は『ぼくらの七日間戦争』なので、流石にこれは皆様も知っているかなと思います。
児童小説、レーベル編集長さんの言葉によると一番多い読者は小学校高学年の女の子らしいです。これはですね、中々に手強い読者です。
私の私見で考えますと、彼女らは既に高校生並みの理解力を軽々と持っております。女の子の成長は早いのです。そして難しいのは、まだ小学生としての人生経験しかないというアンバラ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!金の風が頬に感じられるような気がする、亀が飛ぶ姿が見えるような気がする
親友のテントウムシ、ポットンとケンカしていた豆小人族トールは、突然雲の上に吹き上げられてしまう。
そこにいたのは、空色の肌に金色の髪と目をした「風の子」メイスト。
友達のいないメイストはトールに、一緒に風の精霊になるための「操風レース」に出てほしいというのだが――⁉
骨太なストーリーと世界観に、美しく読みやすい文章、愛すべきキャラクターたち――ちょっと怒りっぽいけれど根は優しいトール、元気でマイペースなポットン、友達が欲しくて暴走しがちなメイスト、メイストと一緒に生まれた、強気でしっかり者の風の子カッシェ。
生き物や食べ物や自然の生き生きとした描写も必見です。特に「宙亀」のいかにも亀らしい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!思い出してください。大人の私達が忘れてしまいがちな大切なこと。
ひとくちに異世界ファンタジーといっても、甘々、ざまぁ、転生、ダークなもの、ほのぼの系……さまざまですね。
作者様もいろいろな作品を公開されています。間口の広さに驚かされることもしばしばです。
さて、某児童文学コンテストに向けて、公開された本作品は、とても読みやすく、読後はほのぼのとしたあたたかさに包まれました。
児童向け?
いえいえ、とても大切なことが書かれています。
物語にはたくさんの生き物が出てきます。
種が異なっても友情を交わし、信じる。仲間の中で自分だけ違っても良い。善意、とは何か……などなど。
大人になると忘れてしまいがちなことを、もう一度思い出してみませんか。
もちろ…続きを読む