概要
家族愛vs秘めた恋。心に宿るは消えない炎
オレ(露木竜志)のもとに同窓会の案内が届いた。同級生に会うのも地元に帰るのも20年ぶり。久しぶりすぎて顔と名前が一致しないかも? などと思いアルバムを探しに実家を訪れ、家探しの最中に怪しい部屋を発見してしまう。その場所はすべての始まり。そして意図的に忘れさせられた記憶へと繋がっていく。小説家になろうとアルファポリスにも投稿しています。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!五感を刺激するリアリティと、深まる「記憶の闇」
鏡から徹底的に逃げ続ける竜志の孤独な旅路が、移動中の匂いや音といった丁寧な描写によって、非常に臨場感たっぷりに描かれています。誰もいないはずの廃屋のような実家、消えたアルバム、そしてゴミ箱に残された不穏な新聞記事。
提示された「20年前の未解決事件」の影が、主人公の失われた記憶とパズルのように噛み合い始める、極上のミステリーホラーです。
新幹線で「窓側を避けて通路側に座る」という竜志ならではの徹底した行動原理に説得力があります。
隣の女性が食べる駅弁の香ばしい匂いや、ローカル線に乗り換えるにつれて静まり返る景色の移り変わりなど、読者も一緒に旅をしているかのようなリアルな空気感が素晴らしいです。