概要
人の感情が、色となって見える。久世家の令嬢・澪は人の感情を色として視る異能を持つ。
喜びも、怒りも、嫉妬も。言葉では隠せても、色までは隠せない。
その力ゆえに、彼女は久世家にとって欠かせない存在となった。
そんな彼女の護衛を務めることになったのは、口が悪く、ぶっきらぼうな青年・真人。
人の心を色で視る澪と、彼女の前でも飾らずに接する真人。
立場も性格も違う二人が出会ったとき、澪の日常は少しずつ変わり始める。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!隠した恋心と見え透く感情。主従の距離感がたまらない傑作!
『あなたの色が見えなくなるまで~名家を統べるご令嬢は、過保護な専属護衛に手を焼かれる~』は、現代ファンタジーと身分差のじれったい恋愛が絶妙に絡み合った、非常に魅力的な作品です!
主人公は、他人の感情を「色」として視ることができる異能を持つ名家・久世家の次期当主。若くして実質的に一族を取り仕切る彼女は、並外れた頭脳と重責を背負って生きています。そんな彼女が雇ったのは、新宿の裏路地出身で無愛想だけれど凄腕の専属護衛、真人。この二人の出会いと、少しずつ変化していく関係性が本作の最大の読みどころです。
誰もが主人公を「名家の当主」として畏れ敬う中、真人だけは彼女を「一人の女の子」として扱い、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!恋愛ジャンルを普段あまり読まなくても、読みやすくて面白い!
恋愛を軸に描かれている作品ですが、それだけではありません。
異能力、企業同士の駆け引き、護衛としての仕事、久世家や澪自身をめぐる謎など、まだ明かされていないことも多く、読み進めるほど先が気になっていきます。
これだけいろいろな要素が入っているのに、文章はとてもわかりやすくて読みやすい。難しくなりそうな場面もすっと入ってくるので、気づけばサクサク読み進めてしまいます。
真人と澪、二人の関係がこれからどうなっていくのか。
そして澪の能力や久世家に、まだどんな秘密が隠されているのか。
恋愛ジャンルを普段あまり読まない自分でも、どちらも気になって続きを楽しみにしている作品です。 - ★★★ Excellent!!!よく書けた小説とは何か?
多くの言葉は要らない。物語を一行で説明できること――それこそが、古今東西を問わず「よく書けた小説」と呼べるものだと思う。
その点でこの作品は、「異能の少女と、彼女を守る護衛の、静かな、けれど互いに触れ合わないロンド」と呼んでも遜色ない。
全体的に読みやすい文章と(私自身は韓国人で、翻訳機を使って読んでいるにもかかわらず、理解にまったく無理がありませんでした)、魅力的なキャラクターが際立つ作品です。
個人的には、ヒロインのキャラクターがとても気に入りました。
今のところ序盤の10話まで読みましたが、それでもこの作品の持つ可能性を感じることができました。
異能を使って仕事をこなしていく…続きを読む