概要
駅に近く、買い物にも便利なその家は、夫婦にとって夢のマイホームだった。
ただ一つのことを除いては――。
柴田恭太朗様自主企画
≪【三題噺 #146】「画」「無」「失敗」≫参加作品
近況ノート https://kakuyomu.jp/users/90505/news/2912051600619890558
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!建物◎、治安◎、学区◎、駅近◎、環境◎、飛来物✕
この作品は怪異を扱わない。
幽霊も妖怪も怪物もシリアルキラーもサイコパスも呪いも呪物も祠も奇妙な因習も登場しない。
超常現象に係る事柄は一切登場しない。
驚くべきことに、怨念や悪意すらない。
それでも〝嫌さ〟は確実にある。
類まれなホラー作品だ。
物語の焦点となる隼人と梓。
一家が購入した新築の建売戸建ては優良物件だ。
建物に問題はない。
人気学区、駅徒歩五分、周辺環境も良好。
近隣住民にも好感が持てる。
ホラージャンルだと知って本作を読む者は、物語を読みながらも〝今になにか起きる〟〝何かがあるはず〟そう身構えることだろう。
でも、何も起きない。
ただ建売の販促チラシみたいな理想的な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それはとても素敵な家。 「お買い得だと思いますよ」──。
作者さまのノートから拝読に参りました。
「いや、おたくがどう読み始めたかなんて知らないよ」と思いますでしょう?
しかしそちらに大変 興味深いことが書かれていましたので共有したいのです。
──「お化けや幽霊といった怪異は登場しません。」
ジャンルはホラーなのですよ⁉︎ なのに怪異が登場しない!
もう……ここでこのレビューを切り上げてもいいくらい興味を惹かれるではありませんか!
もうどうぞどうぞ、このまま作品の方をお読みになってくださいませ。
いやあ、「うわあぁ、本当だァ……!」ってなりました。
幽霊も妖怪も出てこない。なのに怖い!
ここまでお付き合いくださっているあなたさまは、もしかし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!Home Sweet Home
古典からして家に纏わるホラーとしたら、『家そのものが怪異』であるというのが定石だ。
『ヘルハウス』、『HOUSE』、『スウィートホーム』
だが、本作はそれらとは違う『塗り替える』ものである。
『新築戸建て 駅徒歩五分・人気学区』などと不動産業者の謳い文句にあればすぐに買い手がつくようなものだ。
主人公一家が念願のそんなマイホームを手に入れた。
前半は一家の楽し気な日常、だが、ホラーに慣れた者からすれば「来るぞ、来るぞ」だ。
そして、後半。
「思ってたのと違うな……」
本作の恐怖は『塗り替える』ものである。読んだものは意味が解り、背筋がゾーッとする事間違いなしであろう。
怪異より…続きを読む