概要
死の呪いから生き残る最終手段は、それを容赦なく赤の他人へ押し付けること
――その『箱』だけは、絶対に受け取ってはいけなかった。
夫の実家から無理やり押し付けられた、古ぼけた市松人形『菊代』。
ガラス越しにいつでも目が合うような、血の気のない白い顔。持ち帰った三日目の深夜、決して鳴るはずのない木とガラスの擦れる音が、暗いリビングに響き渡った。
『呪オォォ……血ヲ、啜ロウ……!』
180度回転した首。暗闇を蠢き、部屋を埋め尽くすように異常増殖する黒髪。這いつくばる特級の怪異を前に、主婦の真由美は想像を絶する恐怖に直面する。
このままでは、殺される。命の危機に瀕した彼女は、自らが助かるために、現代のネットワークを使った【ある残酷な決断】を下した。
匿名で出品し、無関係な第三者へと「呪い」を押し付けること。 それが、絶対に終わらない連鎖の始まりだった。
怨念の
夫の実家から無理やり押し付けられた、古ぼけた市松人形『菊代』。
ガラス越しにいつでも目が合うような、血の気のない白い顔。持ち帰った三日目の深夜、決して鳴るはずのない木とガラスの擦れる音が、暗いリビングに響き渡った。
『呪オォォ……血ヲ、啜ロウ……!』
180度回転した首。暗闇を蠢き、部屋を埋め尽くすように異常増殖する黒髪。這いつくばる特級の怪異を前に、主婦の真由美は想像を絶する恐怖に直面する。
このままでは、殺される。命の危機に瀕した彼女は、自らが助かるために、現代のネットワークを使った【ある残酷な決断】を下した。
匿名で出品し、無関係な第三者へと「呪い」を押し付けること。 それが、絶対に終わらない連鎖の始まりだった。
怨念の
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!第1回黒山羊ホラー文化祭【野良山羊賞】受賞作品
拝啓 この手紙を読んでいるすまげんさんはどこで何をしているのでしょうか。
振り返ると最初の作品は、たしかバスの中ですれ違う男女の話で、余韻重視のものだったと記憶しています。
そこから詰め詰めのギチギチの作風になり、放火したり、コンクリートで固めてみたり、脱走者を処刑したり、暗黒物質を生成したりと、充実したカクヨムライフを送られていたようでした。
そして今回の作品に至るわけですが、人物、設定、文章、展開の全てのバランスが良く、非常に楽しい物語に仕上がっていたと思います。
野良山羊賞受賞は偶然ではなく、すまげんコメディが一つの頂点に達したという証だと思います。
一体、これからすまげんさんはどこ…続きを読む