このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(210文字)
「うるせーBBA」と暴言吐いた事はある人に読んで欲しい。大人になって親の苦労がわかった人も、また1つ解像度が上がります。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(273文字)
「お母さんありがとう」「優しい嘘」「派遣さん」の香月深青先生の新作短編です。今新作が出たら真っ先に読んでしまう作者様です。はずれがありません。これもまた、作者の巧みな物語運びと、ディテールのリアルな描写で、最後まで一気読みしてラストは感動という、期待を外さない見事な一編です。日常のありふれた出来事を切り取って、ほぼ予想通りの展開にはなるのですが、なぜこれほどに読まされ、心動かされるのでしょう。秘密を探るため、また読み返したいと思います。
今日も、今この瞬間にも起きているであろうことが、このお話に集約されています。新しい命に出会うことは、心身ともに決して平坦な道ではないこと。出会える保証もない。そのような希望と残酷さが背合わせで存在する現実は、事実でもあります。香月先生は、起きているであろう現実を、豊かな表現力によって読者が想像力をかき立てる素晴らしいストーリーに構成されています。
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