このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(186文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(138文字)
「気をつけてね」と送り出す毎日。「行ってきます」と「ただいま」のセットが当たり前…それがもし、欠けてしまったら…。ある日突然奪われた幸せに、どう向き合うのか。一人一人の心理を丁寧に、じっくり描き上げられた名作です。
突然、大切な人を失ったら、それを受け止めることは出来るのでしょうか。本作は息子を失った母視点で描かれるのですが、その現実を受け止めきれない葛藤と、時が止まってもずっとそこにいる感覚と、きっと大切にされてきたのであろう想いや優しさが滲み出ていて、胸がぎゅっとなりました。とても素敵な作品です。ありがとうございました。