概要
太公望は何人もいた?! 紀元前1058年、中国の山東半島で回りだす運命
海辺で死にかけていたところを初老の男・呂尚に拾われた、みなし子『キョウ』。呂尚の屋敷で手当てを受けるが、本当の名前を明かさない。その理由とは……
海辺の邑に戦(いくさ)の気配が! 呂尚は真偽を確かめるべく泰山(たいざん)へと旅立つ。泰山で彼は商国と戦う運命の渦に巻き込まれ始めるが……。
海辺の邑に戦(いくさ)の気配が! 呂尚は真偽を確かめるべく泰山(たいざん)へと旅立つ。泰山で彼は商国と戦う運命の渦に巻き込まれ始めるが……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!運命――片足の異族少年と鯨面夫婦の出会い
第六話の時点でのレビューとなります。
古代中国風の世界を舞台に、海で拾われた片足の少年キョウが、呂尚と祝の家で少しずつ生きる場所を得ていく物語として、とても引き込まれました。
まず印象的なのは、鯨面文身を施した呂尚と祝の存在感です。
見た目も言葉も強烈なのに、二人とも弱った者や行き場のない者を見捨てない。
特に祝は口が荒く、怖さもある人物ですが、キョウに水を含ませ、粥を食べさせ、傷を見て、衣を用意する。
その不器用な情の深さがとても魅力的でした。
キョウも、ただ守られるだけの子ではありません。
異族で、片足が不自由で、父の名も真名も言えない痛みを抱えながら、それでも薊の棘で身を守り、月…続きを読む