概要
姉のお土産をこっそり元の場所へ返すためにつけているのが、「ネコババ返却日記」だ。
ただ、返しに行くだけで終わらないときもある。
本作は、柴田恭太朗様自主企画【【三題噺 #141】「猫」「思」「日記」】の参加作品です。
https://kakuyomu.jp/users/sofia_2020/news/2912051597687152254
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!らせんは続くよ、どこまでも
「猫糞を決め込む」なんて、言葉がありますね。
他人の物を自分のものにしたり、悪事を隠したり。
語源は「猫」が己の「糞(ばば)」に砂をかけて
見えないように隠す習性があるからなのですが、
こちらの作品はいうなれば
「猫糞をそっと掘り起こして元に戻す」
という感じでしょうか。
絵面で考えると大変よろしくない光景ですが、
作品自体は善良の塊です。
とある遺伝子をついだ姉弟が一組。
姉は怪盗、弟は探偵の血が、それぞれ濃く表れている様子。
酔った姉のうっかり盗んだものを善良なるしっかり弟が
世に明るみになる前にそっと元の場所に戻すというお話です。
あらあら、そんなのありそうな話じゃないの?…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怪盗と名探偵が恋に落ちた結果は――
怪盗と名探偵が恋に落ちた。
子孫にはどちらかの血が強く出る。
お姉ちゃんは怪盗の血が強く、僕には名探偵の血が強く出ているらしい。
今日もお姉ちゃんは酔ってネコババしてきたようだ。僕は「ネコババ返却日記」を広げる――。
設定がまず秀逸です。怪盗と名探偵の血が強く出るというので、納得できる説得力があるし、わくわく感も出ます。
キャラクターも秀逸で、天然そうなお姉ちゃんと、後始末をする僕、という関係性も面白い。
お姉ちゃんのネコババが、スッキリする結果になっているので読後感もとても良いです。
良く思いつくなぁと感心してしまいました。
シリーズ化もいけそうな本作。ぜひ手に取って見てください。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怪盗と名探偵の混血――この斬新な設定だけでご飯何杯でも行ける!
昔、怪盗と名探偵が恋に落ちた。その結果誕生した「怪盗と名探偵の混血」という特殊な家系。
子孫として生まれた「僕」は名探偵の血が濃く、姉は怪盗の血が濃い。姉が酔った勢いで次々と変なものを盗んでくるので、「僕」は「ネコババ返却日記」を記帳している――。
今日も今日とて謎の金具のようなものを返却しにいく「僕」。姉はどこから盗んできたのか? そしてなぜこんなものを盗んできたのか……?
「怪盗と名探偵の混血」という設定が非常に奇抜で面白かったです!
「僕」は名探偵の血だけでなく、怪盗の血も少し混ざっていて、妙な勘が冴え渡ります。僕・姉ともにキャラ付けが「家系に伴う本能」という形で自…続きを読む