概要
銀を産む山にて布教を行った宣教師の物語
スペイン帝国の宣教師・フランシスコは、銀に神聖さを見出していた。
ある日、銀を産出する南米のポトシ銀山での布教を打診される。
フランシスコは進んで南米に渡った。
銀を産む地での布教活動に勤しむフランシスコ。
そこで彼が見たものは、「銀」を産む者たちの過酷な現実であった。
ある日、銀を産出する南米のポトシ銀山での布教を打診される。
フランシスコは進んで南米に渡った。
銀を産む地での布教活動に勤しむフランシスコ。
そこで彼が見たものは、「銀」を産む者たちの過酷な現実であった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!信仰《ロザリオ》の矛盾と果て。
短い文量でありながら、遠藤周作氏の『沈黙』を思い起こさせる内容。
作中の「偶像崇拝」という言葉と、銀のロザリオとの境界線は、
教会ではなく、現実という場所でまざまざと問われることになる。
かつて、宗教は、集団強迫神経症だと論じた学者がいた。
これについては私は大いに興味を惹かれ、記載のある論文は、繰り返し読んだ。
それでも毎日、仏壇に線香をともして拝むのだから、
自分でも矛盾していると思う。
人間が求めてやまない救済の矛盾とその先を、端的かつ鋭利に、
見つめ続けた視点の物語。
疑問が芽生えたら、自分の目で確かめたい。
あなたもそうであるなら、この物語は上質な橋渡しになるだろう。