概要
逢友殺友、逢師殺師。スラッシュダークSFファンタジーラブコメ、開幕。
【第2回カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト中間選考通過】
斬るべきは。我が友、我が師、我が恋慕。
汝死すべし。罪がなくとも。
無能な冒険者ギルド職員をよそおいながら、憲章違反のギルド戦力として暗躍する男ムクロ・スパルダ。
これは、彼と彼の周りの者たちによる喪失の物語である。
ムクロは既に失われたものを更に失う。
彼と縁を結び、彼を取り巻く女たちもまた何を得ることはない。失われる。失われ続ける。
これは、栄光無き物語である。
名誉を得る者などいない。名声を得る者などいない。愛を得る者はーーそれを愛と呼ぶのであれば、いるやも知れない。
これは、魔法が存在する世界の物語である。
だが、それは希望ではない。
天に広がる暗黒森林が先からの悪意。
内に沈し
斬るべきは。我が友、我が師、我が恋慕。
汝死すべし。罪がなくとも。
無能な冒険者ギルド職員をよそおいながら、憲章違反のギルド戦力として暗躍する男ムクロ・スパルダ。
これは、彼と彼の周りの者たちによる喪失の物語である。
ムクロは既に失われたものを更に失う。
彼と縁を結び、彼を取り巻く女たちもまた何を得ることはない。失われる。失われ続ける。
これは、栄光無き物語である。
名誉を得る者などいない。名声を得る者などいない。愛を得る者はーーそれを愛と呼ぶのであれば、いるやも知れない。
これは、魔法が存在する世界の物語である。
だが、それは希望ではない。
天に広がる暗黒森林が先からの悪意。
内に沈し
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!喪失の闇を斬り進む、ギルド職員の“栄光なき戦記”
無能なギルド職員を装いながら、裏では憲章違反の戦力として暗躍するムクロ・スパルダ。
彼が斬るべきは友であり、師であり、恋慕の相手でさえあるという、容赦のない世界観が物語の核を成します。
彼自身がすでに多くを失い、さらに失い続けるという構造は、華やかな英雄譚とは真逆の“栄光なき戦記”。
彼と縁を結ぶ女たちもまた何かを得ることなく、喪失だけが積み重なっていく重苦しさが印象的です。
魔法が存在しても希望にはならず、暗黒森林の悪意や疑心暗鬼が世界を満たす中で、ムクロの戦いはただ静かに続いていく。
それでも、喪失も恐怖も愛と呼べるか曖昧な感情も“世にありふれたもの”だと語る世界観が、独特の余韻を残…続きを読む