概要
救命小隊、出勤中。ときどき、平穏。
【戦場医療SF 『Eden』:短編集】
<あらすじ>
近未来の日本。
移民問題と武装勢力の拡大によって治安は崩れ、市街地ではテロや暴動が絶えず発生している。
その混乱の最前線で出動するのが、統合軍医療救難小隊『 J-MET12」。
彼らの任務はただひとつ、生きて連れ帰ることだ。
主人公エデンは、かつて“殺すため”に育てられた兵士だった。
識別番号 D-02。命を奪う技術だけを叩き込まれて生きてきた彼は、ある日、異端の医療部隊J-MET12に拾われる。
彼を待っていたのは、戦場で命を奪うのではなく、命を繋ぐために手を使う世界だった。
豪胆で常識外れな軍医、ハンニバル。
空から戦場そのものを支配する指揮官、トリガー。
ふたりに振り回されながら、エデンは“兵器”ではなく“人間”として生きる意
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『Eden』のキャラクターたちが紡ぐ記録
作者さまの近況ノートをきっかけに、こちらの短編・回収録を本編より先に拝読させていただきました。
まず感じたのは、これほど重厚な世界観と専門的な描写を扱いながら、なぜこんなにも人物たちを近くに感じることができるのだろう、ということでした。
戦場医療、軍事、航空、物理など…。
作中に登場する”ある高校生”でなくても、思わず「難しそう」と先入観を抱いてしまうような分野を扱いながら、それらが分かりやすく紡がれ、さらにキャラクターたちの個性や生き方へと繋がっているように感じました。
一話完結型だからこそ気軽に読める一方で、読み進めるほど本編の世界にも興味が広がっていく、素敵な短編集だと思います!