概要
〈あらすじ〉
巨大な聖樹から王族が生まれる樹海国家アル・タウル。
十六人の王子・王女は、最後の一人になるまで殺し合う『血の巡礼』によって次の王を決める。
双子果から生まれた王女・ンは、胎内で双子の兄・アに全ての力を吸い取られた最弱の存在だった。空洞の骨、鳥のように軽い身体——「空っぽの器」と蔑まれながらも、ンは類稀な知性と観察眼で生き延びる道を探る。
十五歳の誕生日、守護獣の儀式でンの前に現れたのは、巨獣でも魔物でもなく、十歳にも満たない童女の姿をした聖剣・シルムだった。尊大で食いしん坊、しかし死の気配を纏うこの少女との出会いが、ンの運命を変えていく。
血の巡礼が始まり、兄弟たちは次々と命を散らしていく。
ンを鍛えてくれた優しい兄・ギを、ンは自らの手で射抜く。陽気な兄弟エ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!何度感嘆を漏らしたか分からない。
33回電撃大賞応募作品の選考通過作品ということで読み始めました。
まず、あらすじの段階で「世界観強そうだぞ」と期待しました。私は独自の世界構築をしている作品が大好き。しかもこの作品、ちゃんと世界形態が文明を貫いています。火の取り扱いや水の強度など、自然の在り方にこの世界ならではの整合性がつけられており、読んでいて納得感があるから世界に没入できます(猿のおもちゃの如く手を叩いて喜ぶ人)
いわゆる兄弟内バトルロワイヤルものということは第一話からわかっていたことなので、あんまりキャラには感情移入しないで読んでいこうと思っていました。
いたのですが…無理でした。
みんな、各々のつよつよ矜持を持…続きを読む