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概要
知識は力だ。ただし、その燃料はお前の記憶だ。
魔法属性を持つ者が支配するオルムヘイムで、十七歳のカルム・レイスは「無属性」という烙印を背負ったまま、霧の底の古書店で本を読み続けてきた。
ある朝、店主に言われるまま訪れた世界樹図書館。そこには、読んだ瞬間に魔法が発動する「術式結晶本」が眠っていた。属性も魔力もいらない。ただ、深く理解して、ページをめくるだけでいい。
──代償は、記憶だ。
術式を使うたびに、自分の記憶が少しずつ削れていく。何が消えたかは、消えた後でしか分からない。母親の顔、風の音、本を初めて読んだ夜の匂い。それでもカルムは読み続ける。誰かが傷つく前に、五十年前に終わらせられなかった何かを終わらせるために。
ある朝、店主に言われるまま訪れた世界樹図書館。そこには、読んだ瞬間に魔法が発動する「術式結晶本」が眠っていた。属性も魔力もいらない。ただ、深く理解して、ページをめくるだけでいい。
──代償は、記憶だ。
術式を使うたびに、自分の記憶が少しずつ削れていく。何が消えたかは、消えた後でしか分からない。母親の顔、風の音、本を初めて読んだ夜の匂い。それでもカルムは読み続ける。誰かが傷つく前に、五十年前に終わらせられなかった何かを終わらせるために。
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m(_ _*)m
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