概要
その森のキノコは、世界最大の生命体だった
脳機械インターフェース(BMI)と呼ばれる体内埋め込みデバイスで、脳と電子機器とを接続することが一般的になった近未来。大学院生である木野晃一は、人里離れた中国奥地の原生林に建てられた研究所に留学する。林志明と王彩華という研究者夫妻が率いるその森林生態学研究所への留学には、木野にとって研究以外の目的があった。孤独に悩んでいた木野は、この研究所への留学は人生を変える、という噂に期待をしていたのだった。
初日の歓迎会で、木野は不思議な体験をする。食後に出された茶を飲む際、十人近い現地スタッフが、前触れなく機械のように同期したぴたりとそろった動きを見せたのだった。戸惑う木野の様子に、最年少のスタッフ、小雨だけが理解を示す。彼女は言う。この研究所は、何か変なの――。
作中の中国語の校正、および、キャ
初日の歓迎会で、木野は不思議な体験をする。食後に出された茶を飲む際、十人近い現地スタッフが、前触れなく機械のように同期したぴたりとそろった動きを見せたのだった。戸惑う木野の様子に、最年少のスタッフ、小雨だけが理解を示す。彼女は言う。この研究所は、何か変なの――。
作中の中国語の校正、および、キャ
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!パラサイツ
日常では多様化が進んでいる。
常日頃から、新しい価値観。新しいセンス。新しい思想が生まれていく。
八億通りの場所で八億通りの人生を過ごしているのだから、それはそうなるだろうとは理解している。
だからレビュワーも、結局のところ人間同士が分り合うなんて不可能だと思っていた。
そんな中、この物語に出会ったのである……。
バラバラになった価値観、個人主義が進む人間。それを一つにまとめ上げるものは宗教ではなかった。それはもっとシンプルで……。
山本先生の作品の特徴は、SFなのにも関わらず圧倒的なリアリティと臨場感を兼ね備えていることにございます。
聞けばこの方も落語フリークのお方。落語とは、実…続きを読む