令和のサンマ騒動は、いつになったら落ち着きを見せてくれるのか……
- ★★★ Excellent!!!
ああ、サンマが食べたい!
一体いつになったら、サンマは庶民の食卓に戻ってくるのでせうか。物価が高く成り過ぎて、サンマがいつの間にか贅沢品に。
秋の味覚として、しっかりとサンマを味わいたい。本作を読んだ後は、つくづくそんな想いに駆られました。
とにかく描写が最高。サンマを焼く。それも七輪で。なんという贅沢!
そして大根おろしにお醤油。更には、「すだち」なんていう隠しアイテムまで。
どんだけ美味しく召し上がるつもりなのか!
そしてサンマに合う飲み物としてイモタンこと「イモ焼酎炭酸」という秘密兵器の登場。焼酎で炭酸入りも珍しいし、更にいもの風味。
日本酒好きにはきっとたまらない組み合わせに違いありません。下戸の人間でもしっかりと幸福感が伝わってくる。そんな素敵な「幸福な一ページ」が堪能できる作品です。