新潟県糸魚川市---犯人は海のある街に逃げたがるような気がする。日本海の荒波のような女の半生。あと8時間で時効を迎える女と二人組の刑事。松本清張の「張り込み」のような切なさと焦燥感がありました。
原石共に埋もれながら、心臓を射抜かれたい僕にたどり着いた君は活字ジャンキーの潜入捜査官。 はじめまして。うみたたんです。名前の由来は家のそばに海があるからで…
本作は、日頃、いろんな文体・ジャンルの作品を書き、いずれの作品も高評価を得ている作者の作品である。まさに、スポーツ・お笑い・エロス・現代ドラマ・異世界ものまで、5つの顔を持つ作家と言っても過言ではな…続きを読む
人殺し。見ただけで、わかるのだと思う。血の匂いがする。人殺しの顔をしているのだと思う。顔を変えても、姿を変えてもわかる。逃げおおせない。人を殺した罪悪感。その罪の意識は消えることな…続きを読む
刑事と私。私とはいったい誰であろうか。民宿の二階から、外を見ている私が語る。犯罪者としての過去。殺人罪の時効が迫る女の心情を作者の小田島匠様が描き切りました。女の心情をここまでリアルに…続きを読む
雪の日本海を舞台に、25年間逃げ続けたひとりの女の独白。逃亡者の視点と、彼女を追う刑事たちの視点が切り替わる構成は、とてもスリリング。読み進めるうちに両者の足取りが近づいていく緊張感がたまりま…続きを読む
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