時効間近の殺人犯は何を思う
- ★★★ Excellent!!!
かつて殺人という罪を犯し、以来、逃亡生活を続ける主人公。時効の25年間という期間を警察の捜査から逃げ続けた彼女は、今、間もなく訪れる時効を待ちつつ、とある地方の宿にいて……という本作。
3000字弱の掌編ですので、逃亡生活や、関係者の詳細が具体的に語られるわけではありません。
それでも、逃げ続ける彼女がどんな人生を送ったのか、追いかける刑事が何を考えていたのか、想像し、考えさせられました。
本業で弁護士をしていらっしゃる小田島さんの、犯罪に関わってしまった人たちへの思いが感じられる一作です。
おススメです。