生きている以上、別れというものはあり、それは往々にして爽やかな別れというものではなく、無機質だったり、後悔の残るものだったり、激しい怒りに汚されたものだったりもする。けれど、出会いは道標で、どんな形であれ一緒にいた時間は財産のはずだ。人間は、他人に利益や害しか与えないシンプルな関わり方しかできないのだから。どんな別れがあっても、『終わった後』には笑ってまた会いたいものだ。こんな風に思えました。暖かな作品です。ご一読を。
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