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概要
神経で繋がる。君の脳は、私の宇宙だ。
夏休み、工業系大学に通う姉・立花が、奇妙な発明品「カレイドスコープ」を携えて実家に帰ってきた。それは、頭に浮かべた映像やイメージを外部に映し出せる脳波映写装置。さらに、お互いを接続すれば、相手の脳内世界へも入り込めるという。
立花に実験台として選ばれた妹・香凜は、不安を抱えながらも装置を装着し、眠りに落ちる。やがてスクリーンには、万華鏡のように色と形が変わり続ける幾何学模様の宇宙空間と、そこに漂う香凜の姿が映し出された。立花も装置を装着し、香凜の世界へと入り込む。二人は黄色いロープで繋がれたまま、美しくも不思議な脳内銀河を漂いながら、存在や生の意味について語り合う。
「地球は、私たちに隅を与えないようにしてるんだよ」
「そっか……なんだか、救われた気がしたよ」
繋がる感覚と、帰れないか
立花に実験台として選ばれた妹・香凜は、不安を抱えながらも装置を装着し、眠りに落ちる。やがてスクリーンには、万華鏡のように色と形が変わり続ける幾何学模様の宇宙空間と、そこに漂う香凜の姿が映し出された。立花も装置を装着し、香凜の世界へと入り込む。二人は黄色いロープで繋がれたまま、美しくも不思議な脳内銀河を漂いながら、存在や生の意味について語り合う。
「地球は、私たちに隅を与えないようにしてるんだよ」
「そっか……なんだか、救われた気がしたよ」
繋がる感覚と、帰れないか
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