救世主? そんな柄じゃねぇ。ただのオヤジが、世界を焦がすだけだ。――そう言いながら、煙草片手に異世界で無双するダンディ。彼が放つのは魔法でも、愛の言葉でもなく、生き様そのもの。色気が魔力になる世界で、スーツも着ずに女神も魔女も相手にするこのオヤジ、まさかの「Sexy is Magic」理論で、世界観ごと塗り替えていく!?ヒロインのヴィオラ視点では、渋くて無骨な男の背中に恋する乙女心と、「色気とは何か」を問う哲学(?)が絶妙にミックス。異世界×おっさん×ダンディズム。この三拍子が揃った瞬間、世界は確かに……焦げるのです。
ダンディ。それは男の中の男。ダンディ。それは男も惚れる男。ダンディ。それは男の生き様。異世界へと迷い込んだダンディな男。その仕草が、姿が、全てがダンディで、女性たちを魅了する。でも、男はなびかない。だって、ダンディだから。三日間しか記憶が保てないという制約を抱えながら、ダンディはダンディにこの世界を生き抜いていく。え、よくわからないって?読めばわかるさ。ダンディだもの。
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