概要
ある案件が、静かな夜を破った。
午前六時。
死刑執行のその瞬間、一本の電話が命を止めた。
動いたのは、冤罪救済チーム《トゥルース・コード》。
元特捜検事の弁護士、科学鑑定士、サイバー解析者、元刑事、心理学者――
少数精鋭の彼らは、誰も疑わなかった有罪判決を、証拠の内側から崩していく。
目的はただ一つ。
“整いすぎた正義”の外側に置き去りにされたほんとうを、法廷まで運ぶこと。
これは、証拠に差した人の影を、チームの連携で暴いていく物語。
オムニバス形式・10章前後の読み切り構成。
深夜の法廷ミステリードラマのように楽しめます。
【登場人物プロフィール】
■御堂 慎一(みどう しんいち)37歳
元特捜検事。冤罪救済NPO
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- ★★★ Excellent!!!完璧な証拠ほど嘘をつく。冤罪事件の真実を見つけ出せ
冤罪救済チーム《トゥルース・コード》は、冤罪被害者を救うため、さまざまな分野のエキスパートが集まって結成されたNPO法人だ。一見、完璧に思える事件記録から違和感を見つけ出し、偽りの証拠を暴き、有罪判決を覆していく法廷ミステリーである。
ストーカー男性による殺人事件、ドローンの激突による業務上過失致死、深夜の団地で起きた通り魔事件――。どの事件も「映像・物証・証言」が揃い、被告人の有罪が濃厚な案件ばかり。しかし、代表の御堂慎一は「完璧に思える証拠ほど疑わしい」と語る。
監視カメラの映像はすべてを映しているのか。物証は改ざんされていないのか。証人の記憶は正しいのか。事件記録をひとつ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!多分野科学捜査×逆転法廷劇。広く・深く・熱く圧倒される傑作ミステリー!
「つくられた証拠」による冤罪を救うため、有罪判決の逆転に挑むチームの物語です。
広い、深い、熱いの3拍子で楽しませていただきました。
まずは広さ。扱う事件も、真相を解き明かすアプローチも、バラエティに富んでいます。色んなエキスパートが揃ってるチーム物が好きな人、絶対に読んで正解です。
続いて深さ。非常にディティールが細かいのです、普段はまず目にしない専門用語がバンバン出てくる。「その道のプロとして」という説得力が圧倒的ですし、自分の知らない世界を垣間見えるのも楽しいです。
そして、熱さ。
このチームが挑むのは、確からしい証拠を基に下された有罪判決です。正義という逆風が吹きつける中、被…続きを読む - ★★★ Excellent!!!とりあえず第一話読んでほしい。読めば引き込まれること間違いなし
どうしてこんなに面白い小説が埋もれているのか、訳が分かりません。
書籍化してほしいっていうか書籍化されてておかしくないと思います。
まず、第一話(第一章)の時点でぐいぐい物語へ引き込まれていきます。
死刑執行直前というセンセーショナルな場面から一転、実はそれが冤罪によって、罪のない第三者が刑に処されていたかもしれない危うさ…。
実際に起きている司法の問題をエンターテインメントとして昇華し、リアリティある手触りで読み解いていける本作『トゥルース・コード』は、新しい司法エンタメミステリーと言って過言ではないと思います。少なくとも私は『判決を超えて』を全部読んでそう感じました。
続きも楽しみ…続きを読む