第2話
(斬れますよ)
遠ざかっていく
(自分のために、
どれだけの敵でも斬って来た。
どんな相手でも)
自分はそういう人間なのだ。
戦うことを恐れない、
戦場では、自分の望みのために、
敵を迷わず殺せる。
(でもそれは、そうすることで誰かを守れたから)
敵を殺しても、愛する人が守れるなら。
主君に勝利を捧げられ、
敵を消し去れるなら。
それならどれだけでも戦えた。
つまり今、自分はそういうものを失った状態なのだ。
愛するもの、
仕えるべきもの、
自分の居場所と思える、存在。
(見つけたい)
徐庶が【
(私も、誰かや、
どこかを、いつか見つけたい)
【終】
花天月地【第44話 優しい言葉】 七海ポルカ @reeeeeen13
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