読んだ時。なぜかマザー3がフラッシュバック。読んでいるのが外なので泣けませんでしたが、とても切実でけれど温かい話でした。うーん、なんか生きててほしかったというか、あと本当に、なぜか水星の魔女もフラッシュバックして。SF詳しくないもんですがとても良かったです(語彙力が追いつかない)構成もよくできていて面白い語り口でした、素敵なお話を読ませていただきありがとうございました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(170文字)
おめでとうございます。宇宙のどこかで、ある家族が女の子を授かりました。夫婦は無線で愛のメッセージを交わしあい……私たちは生まれ、生き、生んでいきます。どのような形であれ、人間愛がその原動力となっていく。読者の心を揺さぶる、力強い短編です。人間の本質を穿つ鋭い視線に、SF小説の可能性を感じます。是非ご一読を。
メッセージの断片を継ぎ合わせ構築される描写。愛に溢れ、希望を願い、救いを求めるすれ違い。シャッフルされ時系列を錯綜させつつ、やがて物語は愛を超えて狂おしい次元へ。構成の妙と描写配置により、掌編の中に圧縮された心理変化をパズルのピースがはめ込まれていくかのように見事に組み立てていく。極上の掌編です。
読んでいるうちに、背筋がひやりとする感覚に包まれました。幸せいっぱいのメッセージが、少しずつ不穏な空気をまとっていく構成が見事で、ぐいぐい引き込まれます。そして迎えるラストは、どこか切なく、余韻が残ります。文体も構造も美しく、怖さと哀しさが交錯する一作でした。
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