完結まで拝読しました。
未読の方は絶対ネタバレ踏まない方がいいです。私も頑張ってネタバレしないように書きます🥲
2人には結ばれて欲しい、けどラストは本当にしんじゃうの?(´;ω;`)というドキドキで読み進めました。
切ない。最初から切ないラブストーリーになるということは分かりきっているのに、主人公二人の感情描写が上手すぎてしんどくなる…(超褒めてます)
物語の舞台設定も緻密で、魔法やその世界観などファンタジー要素満載なのに、メインはあくまでも恋愛という…。
何より作者様の文体がすごく好みです。読者様に配慮していただいてるのが伝わって良き…。他の作品も読んでみたいなあと思っている次第です。
半分くらいですが、一気読みした作品は久々です。それだけ引き込まれました。
いやあ、なんか書きたいこと散らかってしまった…( ̄▽ ̄;)この作品の良さが伝わるように上手く書けないな…💦
しっとり胸が抉られるような話を求めている方には是非読んで欲しい一作です。
作者様、素晴らしい物語をありがとうございました✨
聖女として神への生贄となった少女。
彼女は7日間かけて、五感を少しずつ失って行く。
監視役のエルフと共に優しくも残酷な7日間を紡いでいく。
ページを捲るごとに状況は悪化し、優しい時間からかけ離れていく。
どこまでも悲しくて、残酷で、非情な現実のみを突き付けてくる。
それでもページはどんどん進んで行って、あなたは自然と完結まで読んでしまうことでしょう。
繊細で柔らかな文章は読者の心にスッと入ってくる。
今を生きること、当たり前に感謝すること、他人を愛すること、自分を赦すこと
まさに「生きること」を見事に手軽に読める文字数で書かれていることに心からの敬意を表したい。
凄い作品です。
特に最後にエマが自分を赦すシーン、誰かのために生きないといけないと気付くシーンは自分の苦しかった時期を思い出しました。
絶望してそれでも前を向くには心の中にいる誰かがきっと必要なんだと改めて、思い出させて貰えました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
自主企画からでしたが、このような作品に出会えて良かったです。
主催して下さり、ありがとうございました。
初めから別れが来るとわかっているエマとルークの二人が、それでも少しずつ距離を縮めていく姿がとてもかわいらしいものでした。特に相手がいないときにお互いのことを思い浮かべるシーンは素敵でした。
二人が想い合えば想い合うほど、最初から決まっていた別れの日が暗く重いものになっていきました。想いによって世界の姿や自分自身の意味、別れの意味がどんどん変わっていくのが鮮やかで、二人が幸せであればあるほど結末の苦しさを想像できてしまって切なくなってしまいます。
そして、物語の結末でのルークの行動はとても衝撃的なものでした。それと同時にとても美しく、切なく、強い想いと覚悟に言葉を失ってしまいます。
とても切ない、だけど温かくて小さな希望がぽっと胸に灯る素敵なお話でした。
冒頭から胸を締めつけられるような設定に引き込まれました。
使命のために心を閉ざしてきた神官ルークと、死を前にしながらも微笑みを忘れない聖女エマ――二人の対比があまりにも鮮烈で、読み進めるほどに切なさが募っていきます。
限られた七日間の中で生まれる恋は、儚いのにどこまでも真っ直ぐで、美しい。
エマの残された時間を丁寧に描写することで、その一瞬一瞬が宝石のように輝き、読者の心に深く刻まれます。
また、閉ざされた神殿という舞台が二人の感情を際立たせ、運命に抗えない哀しみをより強く感じさせました。
切なさと温かさが同居するこの物語は、読み終えた後もしばらく余韻から抜け出せないほど心を揺さぶられます。
“死”というものが、これほどまでに繊細で、そして温かさを孕むものだと……どこか胸の奥が静かに揺れました。
「生贄聖女と死神の最期の7日間」は、儀式と運命に彩られた物語でありながら、その芯には人と人との触れあい、そして“生きようとする心”が柔らかく灯っています。
最期の七日間を共に過ごす聖女エマと“死神”ルーク。
二人の会話は淡々としていて、どこか距離がありながらも、確かに“通じていく”感覚がありました。
言葉の奥にある、言葉にならなかった想い。
それに気づいていく過程が、まるで薄明かりの中で目が慣れていくような、そんな読書体験でした。
エマの明るさに秘められた強さは、けして自己犠牲だけではなく、“誰かを守りたい”という素直な愛情だったのですね。
ルークの冷たく見えた無表情の奥に、確かにある痛みと記憶もまた……とても印象に残っています。
儀式の場面、静かな庭園、家族との別れ――どの情景もまるで白い霧の中に咲く一輪の花のように、凛としていて儚いものでした。
これは、“死に向かう物語”ではなく、“死に向かいながらも、確かに生きた証を紡いでいく物語”なのだと思います。
お二人の残された七日間が、どんな軌跡を描くのか……
これからの展開を、そっと静かに、でも確かに心を込めて見届けていきたいです。
拙い感想ではありますが……このご縁に、心からの感謝を込めて。
また、続きをそっと読みにまいりますね。(\*´-\`)🌸