無垢な少女と心を持った死神の優しくて残酷な世界

登場人物、世界観、描写どれをとっても繊細で光を纏ったような温かい気持ちになれる作品です。

死にゆく者と死へ誘った者という悲しい関係から始まっているのに、エマとルークの創りだす世界は優しさで溢れている。

一分一秒、今を懸命に生きるエマの命の輝きが、ルークを救ってくれますよう、そしてどうか2人に幸せな未来がありますようにと願いたくなってしまいます。

温かい空気に癒されたり、絶望の足跡に悲しくなったりと胸がジーンとする作品です。

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