あの夏の
東雲之東風
あの夏の
1
孤独なんて風の日だろう ひらけゆく真夏の浜へ君のピリオド
2
触れている触れられている口吻の早さに剥けてゆくレースごしの
3
デコルテを撫でゆく光私にはふれられなくて夏は夢の日
4
満月の診察室の真ん中に置き忘れたる花嫁の頸
5
スタバに並ぶ意味の解らぬ僕は君が投げあう三角関数
6
夏空と逆方向に飛んでゆく白き
7
ゲリラ豪雨に全て撃たれ「あの夏の人々」滅びゆく速度
8
ひざまづき聖ジャベリンを讃へ持て天使の飛行機禁止区域は
9
Francfrancの君はふらんふらんで星の砕けゆくAlter
10
朝焼けに憧れている、糸杉に白々と蝉の羽化は始まる
あの夏の 東雲之東風 @Yasukundesu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます