きっかけはあった。そこに不自然な骨があったから。 予兆はあった。そこに不自然な会話があったから。 いつのまにか季節が変わる様に訪れる、異変のグラデーションに気づけない。 その奇妙な世界観は、きっとあなたのことも魅了してくれる。 ぜひ読むべき一作。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(105文字)
淡々と描かれる日常職場で仕事をこなし、お隣の方ともあいさつし、交流するそして、なんだか、メビウスの輪に乗っているようなそんな気分になりました
不思議な余韻の残る作品である。雑多な都会の喧騒に紛れた通りから少し外れた、荒ぶれたアパートの隣室。 どういう気まぐれか。夜風に当たり漫ろ歩いて、コンビニで買った缶チューハイを渡した縁か。廃屋を思わせる貼紙と、上から吊るした 小さな白いモノ。幾つも幾つも提げられた モノ は。穏やかな彼と、アパートの裏で酒を呑む。淡々と教えてくれた試行錯誤の跡。そして場違いに明るいブーゲンビリアの花。倦み疲れたた日常の果て。転がり落ちて暗転する。律儀にも、引っ越し最後に彼がくれた箱。その中身とは……。
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