絶望の淵の世界で登場人物たちが互いの光を見つけていくダークファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
人の感情を色として見ることができる盲目の少女ルチアが主人公の物語。
両腕を機械義肢に変えられ、使い捨てにされたシーを発見。シーは過去の過酷な経験から人間不信に陥っていますが、ルチアとの出会いを通じて少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれていると感じました。
多くの謎がちりばめられており、「無彩兵」や、「機構主義者」とは何者なのか、先の展開が気になります。また、感情が色として表現されるため、キャラクターの心の動きが視覚的に伝わってくるので、それも物語に深みを与えていると感じました。