『俺だけが乗車したと思っていた銀河鉄道888〜パチ・パチ・パチ』

黒崎蓮は、クールで感情を見せない一匹狼。だが、クラス委員長の白石悠にだけは、なぜか異常な執着を見せる。真面目で芯の強い悠は、蓮の不器用な優しさに気づきながらも、その強すぎる独占欲に戸惑いを隠せない。
ある日、蓮は悠への想いが爆発し、意味不明な「とっちらかった告白」をぶちまけてしまう。羞恥心とパニックで悠の前から逃げ出した蓮。悠はそんな蓮の姿に呆れつつも、その奥にある純粋な感情に心を揺さぶられる。
蓮が姿を消し、不安に駆られた悠は蓮を探し出す。再び向き合った蓮は、今度はより具体的に、しかし感情のままに歪んだ独占欲を露わにするが、またしても逃げ出してしまい……。
二度の「告白」と逃走を経て、ようやく蓮を見つけ出した悠は、彼が抱える孤独と不器用な愛情を真正面から受け止める決意をする。そして蓮は、こ…続きを読む